「○○さんさん」というミス

サクラメールというものは、非常に失礼な仕組みになっています。

メールというのは基本的に、相手のことを想い、その相手のために出すものですが、サクラメールの場合は、「ひっかかれば誰でもいい」という魂胆で送っているので、相手の名前を間違えてもさほど気にしないのです。

しかも、いちいち相手のためにメールを作成するのが面倒であるため、サクラたちはあらかじめテンプレートを作るのです。

「○○さんは、○○が趣味なんですね。わたしも○○大好きです。よかったらメールのお返事ください」

……そのテンプレートの中身の○○の部分を、その相手の趣味のものに入れ替えるだけで、いかにも相手のために書いたようなメールが完成します。

しかし、このメールにはある落とし穴があります。

その落とし穴とは、相手が「○○さん」という、さん付けの名前で登録している場合なのです。

こういった名前の男性が相手の場合は、サクラが「○○さんさん」という風に入力間違いして、そのまま送信してしまうことも多くなります。

つまり、こういったメールが届いた場合は、相手がサクラなので、無視するか、退会してサクラのいないほかの出会い系サイトに登録してしまうのが得策ということなのです。